チア☆ダン

長男から、「青い季節」という歌を聞かせてと依頼があった。何の歌かと思っていたら、半年ほど前に公開された映画『チア☆ダン』の挿入歌だった。「あー、観たいな~」と思いながらもそのままになっていた映画。それを何で今更?と思ったら、来週に迫った運動会で、ダンスをする時に使う曲だそう。適当に音源を探し、何曲か聴いてみる。
と、「あ、俺たちこの踊りやるんだ」と長男。

ちょこっとアレンジはしてあるけど、わりとこのダンスのカバーらしい。一緒にそれを見ながら、長男に聞いてみた。

私 「お母さんも昔、こういうのやってたって知ってる?」
長男「よくこんな恥ずかしいことすんね」

……そうきたか。
まあね、確かに「見られる」というのは恥ずかしいんだけど、みんなで一つの作品を作り上げる過程とか、曲に合わせて動ける楽しさというのは、恥ずかしさを凌駕するものなのよ。そういう楽しさ、君にはまだわからないかなー。いや、ニヒルボーイには、もしかしたらずっとわからないかもしれないなあ。

でも、母は知っているのだよ。君がセンターで踊ることを。

もちろん、長男がうまいからでは全くなく、演技構成上、背の順とかそういう理由でだろうけど、最前列のど真ん中らしい。長男は、自他ともに認める恥ずかしがり。恥ずかしくて人前に出れないということはないけれど、恥ずかしいと思っている気持ちが見ている人にも伝わってしまうくらいの重度さ。まあこれは、場数を踏んでいくしかないと、幼稚園のころから歴代の担任の先生と話してきた。
見せてもらおうじゃないの、君が成長する過程を。

ああ、アタシも入れて♡

失礼なこと

1号「今日、Mちゃんのお弁当、ハンバーガーだった。ぼくも今度そうして」
私「お母さん、お弁当用にハンバーガーなんてうまく作れないよ。Mちゃんのお母さんって、料理の免許もってるんだよ。だから上手なんじゃない?」
1号「え、お父さんもコックさんだよね」
私「そうだね」
1号「じゃあ、きっとウチと違って、いつものご飯も美味しいんだろうね」
私「そうだね、美味しいと思うよ」
1号「あ、ちょっと今失礼なこと言っちゃった。テヘ」

そして2人で爆笑。
何と言うか、1号は愛されキャラだわ~。

嘘について

今週は参観会がある。「お子さんの良いところを発表していただきたいと思います」と親にも課題が出た。そこで早速考える。

私 「君の良いところって、何だと思う?」
長男「何だろうね」
私 「お母さん、真っ先に思い浮かんだのが、君が何か食べてるときに『一口ちょうだい』って言うと、嫌がらないでくれるところなんだけど」
長男「そんなのダメだよ。もっといいこと言ってよ」
私 「え、ケチじゃないって、美徳じゃん。じゃあ他に何かある?嘘つくわけにはいかないしさあ」
長男「いいこと言っておけばいいんだよ。『嘘も方便』って言うでしょ」

……アンタ、すごいね。
10歳前のくせに、なんて処世術を身につけてるのよ……。

残念?

いろいろな本を読むようになり、知識も増えてきている我が家のツインズ。特に、動物に関する知識はすでに親をもしのいでいる。

2号「象の鼻は、本当は唇なんだって」
私 「そうなの!それは驚きだね」
1号「そうだよ。水は鼻で飲むけど、おっぱいだけは口で飲むんだって」
私 「へ~、ほんと~!」
1号「なんか、残念だね」

なんでだよ……。

1号の作文

子どもたちが通う小学校では、月に一度「スピーチ集会」なるものがある。各学年2,3人が前に出て、自由に考えてきたことをスピーチする。原稿を書き、先生の添削を受け、清書して覚え、発表するまでの一連のタスクをこなさなければならない。一年生にはやや重荷だが、良い取り組みだと思う。今月、とうとう我がツインズにも出番が回ってきた。

動物好きな2号は、最近新たに仕入れたホッキョクグマに関する知識を盛り込み、さっさと原稿を仕上げた。ちょっとだけ手を入れてやり、完成。

問題は、いつもおちゃらけている1号。なかなかテーマが決まらない。「好きなことは?」「最近頑張っていることは?」「小学生になって、一番印象に残っていることは?」などなど、考えるヒントになりそうなことをあれこれ与え、2号に遅れること1時間、ようやく「がんばっているたいいく」について発表することに決めたらしい。

「じゃあどんなことを発表したいか、書いてごらん」と鉛筆を取らせると、意外にも筆が進んでいる。早々と「できた!」という文章を読んでみると……。「君、私の息子かいね?」と言いたくなるようなお粗末さ。もちろん私の駄文がうまいと言うのでは全くないが、日本語として支離滅裂ではないレベルというものはある。これは少し介入せねばなるまいと、問答形式で取り掛かる。

「ここで『たての5だんのとびばこがとべます』って、ちょっと自慢してるみたいじゃない?」
「そうか。じゃあやめる」
「いやいや、やめなくていいからさ、ちょっと言い方変えてみようか」
などなど。

結局その日は終わらず、2号だけが作文を提出した。
翌日、「明日には持って行かなきゃ」と言うので、再度つきっきりで作文指導。寝る時間になったからもう切り上げろと言っても「どうしても明日持って行く」と粘るので、こちらも仕事を後回しにせざるを得ない。

1号は、感情は素直で良いんだけど、文章がどうもうまくない。でもすべてを直してしまうと私の作文になってしまうので、1年生らしさを残しつつ、読める文章になるように誘導する。幸か不幸か、その辺のさじ加減はわかるので思わず丁寧にやってしまったけど、正直、めちゃ疲れた……。ようやく書きあがった作文はすぐにしまわせ、「明日、忘れないように先生に提出するんだよ」と念押し。ふーーう。こんなに疲労を感じたのも久しぶりである。

そして翌日。
作文を読んだ先生はどんな反応をしたのだろうかと1号に聞いてみた。作品の大小や巧拙は別にして、文章を扱う仕事をしている身としては、一生懸命面倒を見たものがどう読まれたのか、気にならないわけがない。
「作文出した?」
「うん」
「先生、何だって?」
「そこに置いといて、だって」

……。
ちがーーう!
そこで粘れよ!

いつもツメが甘い1号なのでした。
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ぼちぼち筆者

Author:ぼちぼち筆者
好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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