失礼なこと

1号「今日、Mちゃんのお弁当、ハンバーガーだった。ぼくも今度そうして」
私「お母さん、お弁当用にハンバーガーなんてうまく作れないよ。Mちゃんのお母さんって、料理の免許もってるんだよ。だから上手なんじゃない?」
1号「え、お父さんもコックさんだよね」
私「そうだね」
1号「じゃあ、きっとウチと違って、いつものご飯も美味しいんだろうね」
私「そうだね、美味しいと思うよ」
1号「あ、ちょっと今失礼なこと言っちゃった。テヘ」

そして2人で爆笑。
何と言うか、1号は愛されキャラだわ~。

嘘について

今週は参観会がある。「お子さんの良いところを発表していただきたいと思います」と親にも課題が出た。そこで早速考える。

私 「君の良いところって、何だと思う?」
長男「何だろうね」
私 「お母さん、真っ先に思い浮かんだのが、君が何か食べてるときに『一口ちょうだい』って言うと、嫌がらないでくれるところなんだけど」
長男「そんなのダメだよ。もっといいこと言ってよ」
私 「え、ケチじゃないって、美徳じゃん。じゃあ他に何かある?嘘つくわけにはいかないしさあ」
長男「いいこと言っておけばいいんだよ。『嘘も方便』って言うでしょ」

……アンタ、すごいね。
10歳前のくせに、なんて処世術を身につけてるのよ……。

残念?

いろいろな本を読むようになり、知識も増えてきている我が家のツインズ。特に、動物に関する知識はすでに親をもしのいでいる。

2号「象の鼻は、本当は唇なんだって」
私 「そうなの!それは驚きだね」
1号「そうだよ。水は鼻で飲むけど、おっぱいだけは口で飲むんだって」
私 「へ~、ほんと~!」
1号「なんか、残念だね」

なんでだよ……。

1号の作文

子どもたちが通う小学校では、月に一度「スピーチ集会」なるものがある。各学年2,3人が前に出て、自由に考えてきたことをスピーチする。原稿を書き、先生の添削を受け、清書して覚え、発表するまでの一連のタスクをこなさなければならない。一年生にはやや重荷だが、良い取り組みだと思う。今月、とうとう我がツインズにも出番が回ってきた。

動物好きな2号は、最近新たに仕入れたホッキョクグマに関する知識を盛り込み、さっさと原稿を仕上げた。ちょっとだけ手を入れてやり、完成。

問題は、いつもおちゃらけている1号。なかなかテーマが決まらない。「好きなことは?」「最近頑張っていることは?」「小学生になって、一番印象に残っていることは?」などなど、考えるヒントになりそうなことをあれこれ与え、2号に遅れること1時間、ようやく「がんばっているたいいく」について発表することに決めたらしい。

「じゃあどんなことを発表したいか、書いてごらん」と鉛筆を取らせると、意外にも筆が進んでいる。早々と「できた!」という文章を読んでみると……。「君、私の息子かいね?」と言いたくなるようなお粗末さ。もちろん私の駄文がうまいと言うのでは全くないが、日本語として支離滅裂ではないレベルというものはある。これは少し介入せねばなるまいと、問答形式で取り掛かる。

「ここで『たての5だんのとびばこがとべます』って、ちょっと自慢してるみたいじゃない?」
「そうか。じゃあやめる」
「いやいや、やめなくていいからさ、ちょっと言い方変えてみようか」
などなど。

結局その日は終わらず、2号だけが作文を提出した。
翌日、「明日には持って行かなきゃ」と言うので、再度つきっきりで作文指導。寝る時間になったからもう切り上げろと言っても「どうしても明日持って行く」と粘るので、こちらも仕事を後回しにせざるを得ない。

1号は、感情は素直で良いんだけど、文章がどうもうまくない。でもすべてを直してしまうと私の作文になってしまうので、1年生らしさを残しつつ、読める文章になるように誘導する。幸か不幸か、その辺のさじ加減はわかるので思わず丁寧にやってしまったけど、正直、めちゃ疲れた……。ようやく書きあがった作文はすぐにしまわせ、「明日、忘れないように先生に提出するんだよ」と念押し。ふーーう。こんなに疲労を感じたのも久しぶりである。

そして翌日。
作文を読んだ先生はどんな反応をしたのだろうかと1号に聞いてみた。作品の大小や巧拙は別にして、文章を扱う仕事をしている身としては、一生懸命面倒を見たものがどう読まれたのか、気にならないわけがない。
「作文出した?」
「うん」
「先生、何だって?」
「そこに置いといて、だって」

……。
ちがーーう!
そこで粘れよ!

いつもツメが甘い1号なのでした。

早退の日

全国的に猛威を振るっているインフルエンザは、我が山奥村にもやってきている。今朝8時半、小学校から電話がかかってきた。

先生「1号君のお母さんですか。朝、1年生みんなの熱を測ったら、1号君が37度だったんです。インフルエンザが流行っているので、迎えに来てください」

1号、平熱は37度なり。
されど従順なワタクシは、車で坂を下りて迎えに行く。

保健室に寄って1号を連れ帰ろうとすると「今、もう一度2号君の熱を測りに行っているので、もうしばらくお待ちください」

待つこと数分。もう1人の保健の先生が検温から戻ってきた。

先生「2号君は36.8度だったんですけど、インフルでお休みしている子もいますし、これから上がってくることも考えられるので、一緒に連れて帰っていただけますか?」

……?
だって、2号、熱ないんでしょ?
されど従順なワタクシは、物わかり良く「はい」と承諾。

まあ、本当にこれから上がってくるかもしれないし、あとで2号の熱が上がったと言ってまた呼び出されるのも大変だし。

でも、これで何もなかったら、ウチの子の皆勤賞どうしてくれんのよ!
予防とか警戒ということで平熱の子を早退させるなら、学級閉鎖にしてみんなを早退させたらいかがですか?

……などとはもちろん言えず、従順なワタクシは2人を連れ帰ってきた。

途中の車内にて。

私「お母さん、歯医者に行くから、後でちょっと出かけてくるよ」
2号「やった、留守番!」
1号「2号、ママがいない間は楽園だね!」

オマエら……。

私「でも、帰ったらまずは今日の分の書き取りやるんだよ」
2号「書き取り帳は、朝先生に出してから、返してもらってないよ」
1号「うん。本読みカードもプリントももらってない」
2号「ゲームし放題だね」

ワタクシ、絶句。
確かに、元気なのに学校から帰って来て、しかもまだ朝。宿題もない。そりゃー休むどころか、大興奮でやりたいことやりまくりでしょう。
さて今日1日を、どう過ごそうか。
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ぼちぼち筆者

Author:ぼちぼち筆者
好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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