『天才は親が作る』

tensai.jpg 天才は親が作る……ものらしい。同書は、イチローや松坂、テニスの杉山愛など一流プロスポーツ選手の親にインタビューして、子どもが育つ過程を追ったものだ。それぞれの選手が育ってきた環境がうかがえてなかなか興味深かった。


これらのケースを真似すれば、もしかしたらうちのBabyも何かの才能ある選手になれるかもしれない、という気も、ちらりとしないでもなかった。私がこの中で取り上げられているような親であれば、の話だけど。


はっきり言って無理である。イチローの父は毎日午後3時になると仕事を切り上げてイチローと一緒に遊びを兼ねた野球の練習をし、イチローの就寝前には毎晩毎晩、足をマッサージし続けたという。武双山の父は自宅に土俵まで作って鍛えたというし、スケートの清水の父にいたっては、練習の際には自分の子どもを「清水」と名字で呼んで一人の選手であることを意識づけていたという。うーーん。皆さん、すごい。


しかもそれでいながら「プロにしようというつもりはなかった」などどしれっと言うんだから、ほんまかいな。この本に登場する親はみんな、一様に「このスポーツを好きになってくれれば良いと思った」とか「一生懸命やることで人格形成に役立てばと思った」とか、ごもっともなことを言っている。それだけで世界に通用するプロに育ててしまったんだから、非凡の親はこれまた非凡なり。
特にすごいと思ったのが杉山愛の母。テニスの練習に明け暮れて時間のない娘に少しでも早く寝てもらおうと、学校の勉強=enpitu02=も一緒にやって、わからないところは教えてやるということをずっと続けていたら、彼女自身数Ⅱや数Ⅲまで解けたという。あたしには無理だわ。

子どもへの期待について、彼女は言う。「子どもたちがレディとして成長した時に、お茶に誘いたいなと思えるような魅力的な娘になってほしい」。これはわかる。私も女の子が生まれたら、そう思うと思う。でも彼女の場合はこの先がある。「自分も、お茶に誘ってみたいおば様と思われるような存在でいたい」。

いや~~、えらい!!
アタシなんて、せいぜい子どもを片手に抱えてガハハと笑える肝っ玉母さんになれたらいいなあと思ってるくらいで、人から見て魅力的であろうとか、自分を磨いておこうとか、そんなことはち~~っとも考えていなかった。この言葉に、久しぶりにビシッと背中がまっすぐになるような思いをしたのでした。

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好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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