浦島太郎考

urashima.jpg 最近はBabyと一緒に、ダンナがクリスマスのときに買ってきたCDを聞いている。「日本の童謡」の中の「うらしまたろう」を聞いていたときのこと。「あれっ?」っと思った。なんだかおかしいのだ。何がおかしいんだろう……としばらくモヤモヤしていたが、ふと思いいたった。おかしさは、歌詞にあった。


以下、浦島太郎の歌詞を書き出してみる。


1.むかしむかし 浦島は 助けた亀に連れられて
  竜宮城へ来てみれば 絵にもかけない美しさ
2.乙姫様のご馳走に 鯛やひらめの舞踊
  ただ珍しくおもしろく 月日のたつのも夢の中
3.遊びにあきて気がついて お暇乞いもそこそこに
  帰る途中の楽しみは 土産にもらった玉手箱
4.帰って見れば こはいかに もといた家も村もなく
  道に行きかう人々は 顔も知らない者ばかり
5.心細さにふたとれば あけてくやしき玉手箱
  中からぱっと白煙 たちまち太郎はおじいさん
私が「おやっ?」と思ったのは3番の歌詞。

「帰る途中の楽しみは 土産にもらった玉手箱」のくだりだ。だって、浦島さんは乙姫さんに、「決して開けてはいけませんよ」と言われて玉手箱をもらったのではないか。それなのに、なんで「楽しみ」なんだろう??これじゃあまるで折詰の寿司のごとく、本当のお土産じゃないか。浦島さんは、「どうせ乙姫さんが見てるわけじゃないし、いいさ、帰ったら開けてみよう」などと思っていたというのだろうか。

浦島太郎にはいろいろ民俗学的な考察が多く、ネット上にもかなり有益な情報がある。いずれもとても興味深いんだけど、そのどれも、この「帰る途中の楽しみ」について解説してくれてはいない。まあそのほかの浦島伝説に比べれば、取るに足りないことなのかもしれないけど……。これからしばらく、浦島太郎研究を日々の課題としようかしら。

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好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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