義母の本読み

satsuma.gif ダンナが突然中国に出張になり、今、我が家には義母が手伝いに来てくれている。私が「え~、4日間もBabyと2人きりなんて、大変=kao-a15=!」と言ったために気を利かせて呼んだらしいのだが、かえって気を遣うこともあって、正直、どっちが良かったんだかわからない。


義母は、子守りが下手だ。ダンナは一人っ子であるうえ、仕事をしていた義母に代わっておばあちゃんに育てられたらしいので、義母には乳幼児を育てた経験があまりないらしい。だからBabyが手を伸ばして取ろうとするものに先に触れ、「これ?」と言って取ってあげてしまったり、テーブルの下で立とうとするとすぐに「危ない危ない」と言って抑制したりする。それではBabyの自主性が育たないじゃないの、と思うけれど、数日間のことなので口をつぐんでいる。嫁に入ったつもりはないけれど、嫁とは耐えるものなのだ。


さらに義母があまりうまくないものに、絵本の読み聞かせがある。「普通に読めばいいんでしょ?」と思うかもしれないけれど、なんと義母は普通に読まない。書いてあるとおりに文字を読まず、いきなり自己流なのだ。例えば「ミッフィーはお手伝いができるようになりました」という文だったら、「ミッフィーちゃんはお手伝いするんだって」とBabyに話しかけてしまう。そんな読み方もありなのか??……と疑念を抱きながら、私はやはりここでも口をつぐむ。=face_14=


そんな義母が私を驚かせたことがある。
『さつまのおいも』という本をBabyに読んでもらっていたときのこと。さつまいもをたくさん食べた子どもたちは、プープーおならをする。文章では「あっちでプー」「こっちでプー」となっているところを、義母のアレンジにかかって、おならの大合唱がはじまった。

「ブブッ」「プゥ~」という、本には書いていないおならの音からはじまって、なんと「プス~ッ」っと抜けたようなおならまで登場した。家事をしていた私は思わず手を止めて「ええっ?」っと義母を振り返ったのだが、義母はちっとも気付かず楽しげにさまざまなおならの音をBabyに聞かせている。

そりゃー驚いたのなんのって。だって義母って、こだわりのシャネルの化粧品でばっちりメイクをして、若い子が着るアニエスの服に身を包んでいるのが普段の姿。さすがに家の中ではくつろいだ格好をしているけれど、それでもあんな多種多様なおならの音を表現するような人には到底見えない。

あまり書くと義母の名誉を傷つけそうなのでこの辺にしておくけれど、あのおならの読み聞かせ(?)は、聞いている私が恥ずかしくなるくらい=kao-a06=、リアリティのあるものだった。もちろん、義母には「お義母さん、おならの音上手ですね」とは言ってない。嫁とは、口をつぐむものなのだ。

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中西さん、こんばんは。
戸の開け閉めとか、お茶碗の上げ下げも気になるといわれるくらいですから、嫁姑間にはいろいろあるんでしょうねえ。幸い、義母は非常に遠慮深い人なので、私に至らないところがあったとしても何も言いません。
ちなみに、私も鍋の蓋はつまみを下にして置いていました。どっちがいいのかわからないですけどね…。

昔、大学生の時に、2年間だけ下宿生活をした。
下宿先は、なんと藩家老?の末裔らしく、元藩主の末裔さま
が帰郷すると、駅まで出迎えに行くという家柄。
それでもご夫婦は、アメリカ帰りのせいか、私の生活に干渉することはなかった。
それはさておき、驚いたことがある。それは鍋の蓋の置き方だった。皆さんは鍋蓋をとって、テーブルの上などに置く時、どのようにして置きますか?
私の実家では、つまみを下に置いて、上向きに置きます。そのようにして置くと、オバさんが言いました。
「そのようにして置くと、空気中のホコリなどが蓋の内側について汚れますので、蓋は下向きにして鍋に立てかけて置きなさい。オサトが知れますよ」
「うちでは、・・・」なんてことは言いません。「ハイ、わかりました」と素直に返事して言われる通りにしました。
このとき、思ったことは、これが「家風」というものだな、ということです。
これ式で、こまごまと姑から言われたら、嫁さんは大変だな、と思ったことです。
ムコさんから見れば、あたりまえのことですから、お嫁さんのいら立ちは理解できないでしょう。
でも、そのお嫁さんが、何十年先になると、くだんの姑さんになるのです。自分では気づかないままに・・・
こういうことを何と言ったらよいのでしょう。
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Author:ぼちぼち筆者
好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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