胎動

2、3日前から、お腹がポコポコするのは感じていた。ただ私は普段からものすごい便秘体質なせいか、お腹がグルグルしたりゴニョゴニョしたりする感じはしばしばあって、そろそろ胎動を感じられる時期だと意識してはいても、動いているのが胎動なのかただの胃や腸の動きなのか、判断がつきかねずにいた。


でも、昨日は違った。
夕食後にテレビでフィギュアスケートを見ていたときである。それまでなんとなくお腹が動いていたので、腹部に手を当てて座椅子によりかかっていた。そのときいつものポコポコの後に、「ボコン!」と突き上げるような動きがあった。これは今までのポコポコとは明らかに違って、お湯が沸騰するときに気泡が出てくるような、そんな「ボコン!」だった(正確に言えば「ポコン」程度だけど)。

「きた!」と思わず叫んだ。
それまで、「胎動だかなんだか、わかんないんだよね~」とたらたら述べていた私が、まっすぐ目を見つめて言うのでダンナも「おおっ」と思ったらしく、「どれどれ」とすぐさま駆け寄ってきて私のお腹に手を当てた。

「この辺この辺」とダンナの手を“ボコン”が発生した位置に配置して、待つこと数分。ポコポコは何度かあるけれど、ダンナはそれには気づかない。「今の、わかんなかった?もう寝ちゃったかな~」などと言っているときに、再度きた。「ボコン!」

「あ、今のわかった!!」
それからはもう2人でプチ興奮状態である。「すごいね~」「本当にキックするんだね~」などと、世界第1位と第2位をしめた日本女子のフィギュアスケートはそっちのけで(当たり前か)、さらなるお腹の動きに気を配った。

それでもまだそんなに頻繁に感じられるわけではないので、ダンナは5分もすると離れて行った。まあこれからもっと激しくわかるようになると思うので、初めの日としてはこの程度でいいかな、と思う。

私は手で触らなくてもなんとなくわかる。何とも言い表しにくい気分。嬉しい感情もあるにはあるけれど、私の意思とは全く別なところで動くものが自分の体内にいる。不思議というか不可解というか、何とも言いがたいとしか言えない。

ただ、こんなふうに生まれる前の小さなときから自分の意思をもって動いているこの生命を、無事に生まれてきたときには尊重してあげるのが私の役目だと思った。

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好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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