哺乳瓶の吸い口

哺乳瓶の吸い口

ぼんの小さな人生に悲劇というものが訪れるとするならば、まさしく昨日はそれに当たった。

まだ寝る前に使用している哺乳瓶の吸い口が、切れたのだ。ぼんはすでに以前より哺乳瓶を哺乳用としてではなく、ただ眠りにつく際にカミカミする道具として使っていた。そのカミカミが度を越して、シリコンゴム素材の吸い口部分が裂けはじめ、昨夜、とうとうちぎれた。
お風呂にも入ってさあねんねしようかというときに私が仕事から帰ってきたこともあって、まずいことにぼんは少し興奮していた。嬉しくてキャッキャキャッキャと騒ぎ、私が添い寝をすべくパジャマに着替えてもウキウキしたまま。

ようやくなだめて哺乳瓶をあたえ、「さあ、ねんねしようね」と言ってゴロンと横になったものの、長らく使った哺乳瓶の吸い口はすぐに終焉を迎えた。

先端がちぎれた吸い口を見て、ぼんは大きな声で「な~い」「な~い」を繰り返す。「そうだね、ないねえ。切れちゃったんだね」と相槌を打ち、「もう大きいから、哺乳瓶なくてもねんねできるよ」と諭したのだがダメ。ぼんはわんわんと騒ぎ始めた。

ぼんの騒ぎに耐えられなくなったダンナが、1つだけ買ってあった違う形の吸い口をつけてやったのだが、それも気にいらない。こういうときは、何をやっても効果がない。抱っこしても話しかけても歌を歌っても聞く耳持たず。ぼんはわーわー泣き喚き、泣きながらようやく眠りについた。「寝ようか」と言ってから、2時間が過ぎていた。

離乳は全く問題もなくできたのに、哺乳瓶というものの存在はまったく恐ろしい。まあ生まれてからずっと、哺乳瓶をくわえて眠ってきたようなものだから、一夜にして「はい、ないないね」と順応できるわけではないんだろう。頭ではそう理解してはいるものの、何ともしんどい一夜でございました。

テーマ : 育児日記
ジャンル : 育児

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好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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