スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

良い日は自分でつくるもの

ぼんがしばらく前から、保育園がつまらないと言うようになった。こういうとき、親としては焦る。いったい何があったのか、お友達と一緒に遊べないのか、一人だけできないことがあるのか、などなどの疑問が瞬時に頭の中を駆け巡るのだが、もちろんそんなことは一切顔には出さない。努めてのんきな様子を装って「そう?なんで~?」と聞いてみるのだ。

ぼんに聞いても、どうやらこれと言った明確な答えがあるわけではないらしい。保育園の先生に聞いてみても、特に心当たりがあるわけではない感じ。マンネリになってきたのかな?

先日、あまりに「保育園つまんない。全然楽しくない」を繰り返すので、とうとう諭した。

「あのね、楽しいことっていうのは、用意されてるわけじゃないんだよ。自分でつくるんだよ」

おお、なかなかの名言だ、と自分でも思いつつ、どこまで伝わるのかは疑問のまま。そしてさらに数日が経過した。
ある日の保育園の帰りに、ぼんがいつもと違う道から帰りたいと言ってきた。「え~、こっち?」と言いつつその方向に双子が乗ったツインバギーを向けると、チビの1人が「そっちじゃないよ」とばかりにわーわー騒ぐ。覚えたての「こっち!こっち!」を大声で繰り返し、方向転換を断固拒否。挙句の果てにはバギーから身を乗り出して抵抗しだした。

仕方なくぼんに「チビがさあ、こっちの道は嫌だって言うから、いつもの道から帰ろうよ」と言ったところ、今度はぼんが大騒ぎ。何なのかわからないけど、騒ぎに騒いで嫌だ嫌だと反抗してくる。しまいにはこちらも怒って「そんなに行きたいなら一人で行きなさい」などと突っぱねてみるものの、効果なし。4歳児のありったけの力でバギーを引っ張って抵抗している。

辺りは段々暗くなってきて、泣きわめいている子どもの声がいっそう響くようになってきた。寒くもなってきた。私のイライラも募る。ひとしきり説得を試みたが、効果なし。もう潮時とばかりに、私はバギーを従来の道に進めた。バギーにしがみついていたぼんは引きずられるような格好で、泣き叫びながらついてきた。そして少しおさまったところで言った。

「だってさあ、今日を楽しい日にしようと思ったのにぃ。(ベソベソ)」

まったく、何というガキんちょだろうか。

私が「楽しい日は自分で作るものだ」と諭したのを覚えており、「こっちの道から行ったら楽しい」ということにしたかったのだ。ぼんはその後もさらに「もう今日ぼく、全然楽しくない……」などとブツブツ言っていた。

……アンタね、楽しい日にするというのは、やりたいことをやらせてもらうようにする理由じゃないんだよ。日々の生活の中で喜びを見つけ、それに感謝する心の持ちようを「楽しい」と言うんだよ。……などということは、お菓子を食べさせてもらえなかった=楽しくない、という発想でいるぼんに、いつになったら伝わるのだろうか。

コメントの投稿

非公開コメント

Twitter
プロフィール

ぼちぼち筆者

Author:ぼちぼち筆者
好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。