なりたいもの

入学を目前にした春休みになり、ぼんは積極的にだらけている。
ひたすら漫画を読み、弟たちを従え、家が退屈ということもなく、サニー号のおもちゃで遊んでいる。こんなんで良いのか、いや良いわけはないだろうと思いつつも、放っておいている。やるときはとりあえず平均レベルのことはするので、それ以上は親の意思を押し付けまい、と思っている。難しいけど。

卒園式で修了証書を受け取った後、それぞれが、将来なりたいものを発表した。

graduation

パン屋
サッカー選手
宇宙飛行士
パン屋
ケーキ屋
旅行家
歯医者
野球選手
漁師
ケーキ屋

卒園児が10人しかいない、小さな幼稚園。
誰が何になりたいのか、みんなで聞いた。

私の人生の節目、節目では、「来賓の皆様」というのは全く知らない人ばかりだったけれど、この小さな山里では違う。来賓席に座る人の中には、近所のおじさん・おばさんもいれば、同級生のおじいちゃんもいる。子どもたちは、周りの大人にしっかり見守られて、大切に育てられている。

君たちは、こういうおとなの人たちに、何をかえせるかな。
おとなは、見返りなんて求めていない。
純粋に、君たちに立派に育ってほしいと思ってる。

でも、いろいろなところで支えられてきたことに君たちが気付くのはいつ頃だろうか。大切にしたいものができたとき、君が今まで大切にされてきたことにも思いを馳せてほしい。そして、大切にしたい人を、ちゃんと大切にできる人になってほしい。

さて、ぼん。
幼稚園を1日も休まずに行ったので、ご褒美にどこかに連れて行ってあげると約束した。ディズニーランドくらい言うのかなと思っていたのは、完全に私が甘かった。
ぼんは、沖縄に行きたいと言った。「沖縄かあ~~……(良いところだけど、みんなで行くには高い!)」と思いながらなぜ沖縄かと聞いてみれば、「日本のはしっこを見たいから」。

そういう気持ち、わかる。
理由なんてない。
国境を接していない島国だから、大海原を前にして「この海の向こうは外国なんだ」って実感したい、それだけのことだけど、そういう想いはわからないわけじゃない。

でも「はしっこ」を見るためには、沖縄本島じゃダメだ。波照間とか与那国の離島じゃないと「はしっこ」にならない。大人として、こういうところで嘘をついてはいけないことくらい、わきまえている。もちろん、手近に駿河湾で済ませようなんてのはもってのほか(笑)。

で、離島行きの飛行機や船の運航状況を調べたら、どうにも日程的に厳しい。そこで紆余曲折を経て、結局台湾に行くことになった。わお。

さて、ウチの息子が将来なりたいものは何でしょう(笑)?

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好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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