男女不平等論のゆくえ

people.gifうちのダンナはわりと妊娠に関して理解があり、私のことも気遣ってくれるほうだと思っている。でも妊娠してから、日本社会に暮らす女性のシャドウワークの多さに改めて気づいた。そしてそのたびに、不平等じゃないかと思うようになった。


男性(ダンナ)と女性(私)が一緒に子どもをもつことを決めて、双方合意の上で、妊娠の運びになった。でもでも、つわりで苦しいのも、産むときに痛いのも、どっちも私。「つわりで苦しい」と一言で書いたけど、体には山ほどの変化がある。
熱っぽくなる、睡眠が細切れになる、便秘になる、疲れやすくなる、お腹が張る、吐き気を感じる……。まだある諸々に加えて、流産の危険性が高いうちは、お腹の生命を気遣って過ごさなければいけない。いろいろ重なると、結構大変なものなんだ、これが。

で、男と女が一緒に子どもを持つことを決めたのに、苦しいのはいつも女で、なんて不公平なんだ、と思った。もしダンナが妊娠して苦しんでいるなら、私は当たり前のようにすべての家事をやり、ダンナを気遣うのではないかと思う。そうだそうだと自分の思いつきに納得しながら、「いろいろやってくれるのはありがたいけど、こう考えれば結構当然のことじゃない?」と、ある日ダンナに告げた。

ダンナはひとしきり私の説を聞いた後、「おまえ、こんなにいろいろやってもらって、ばちが当たるぞ」とぼそっと言った。

だってだってだって。
先日も、私がシンクにたまったお皿を洗った。気分が悪くてうーうー言いながら台所に立っていた私を見て、仕事から帰ってきたダンナは「皿くらい、俺が洗うのに~」と言った。いや、私もそう思っていたのだよ。洗ってくれることを期待しつつ、3日も待ったのだよ。それでもさすがに汚い台所に嫌気が差し、洗わない攻防戦に負けたことを意識しつつ、ちんたら時間をかけながら洗ったのだ。

自分がやらなければ誰かがやるなんてことはありえない、と女性は思う。なんとなく、これまで自分がやってきたことだから。でもダンナにはそれが実感として認識されていない。トイレの便座カバーを換えるのも、洗濯物をたたむのも。

そんなことがあったので、またまた友達に愚痴ってみた。ある友達は、「そうそう、すべて男にやらせればいいんだよ」と言った。「でしょ~~」と私は100人の味方を得たように思ったのだが、別の友人は違うことを言った。

「でもさ、女性は辛い分、子どもとの結びつきも男性より強くなると思うよ」

……ぐうの音も出なかった。
うーん、えらい。このセリフを聞いて、鼻息を荒くしていた自分をちょっとだけ反省したのでした。

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コメントありがとうございます(^^)。
ええ、ここに書いたのは、私とダンナの問題です。
世間一般のことに飛躍させてるつもりはありません。小さな小さな男であるダンナと女である私の関係です。
とある妊婦さんも、いろいろ抱えているのかしら。

男女の不平等をご自身の家庭で感じられているようですが、
男、女、と一般化するのではなく、
単にご自分と旦那さんの問題では?
一般的に、間違いなく男女は不平等ですが、
ご夫婦の関係が不平等かどうかは、
世間一般とは全く関係ないのでは?
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Author:ぼちぼち筆者
好きな本は「赤毛のアン」「精霊の守人」「西の魔女が死んだ」などなど。新しいkindred spiritsと出会えるのを楽しみにしています。

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